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 不動明王の八大童子です。頭には五髻(ごけい)を結び、仏さまの五つの智慧を表します。右には金剛杵(こんごうしょ)を持つのです。印は外縛(げばく)の五股印です。この人も童子形です。色は紅蓮で、頭に五髻を結びます。また、心からの悪者と言う姿を現すために袈裟を着けずに、天衣を肩頸にまとうのです。
真言は《らきゃろま・せいたか・うんうん・はった・なん》です。
八大童子の真言の一番最後の句《のう・まく・さん・まん・だ・ば・さら・なん》は不動明王に帰命することを表す真言になるのです。
八大童子がお不動さまであることなのです。